部屋に戻った俺は、そのままシャワーを浴びようと元帥用寝室のドアをしっかりと施錠する。
すると直ぐにトントンとドアをノックする音が聞こえ、俺はイラつきながら施錠を外した。
「何だよ、うるせーな!」
「元帥!ウッドロウ元帥!さっきはごめんなさい!」
気づかなかったが、その声は俺の背中を追いかけてきていたシャルルだった。
「お前が謝ってどうする……」
「みんな、本当にひどい!私、後で元帥の代わりに説教する!」
「はぁ……」
「私がもっとよく話せて、子供じゃなかったなら!みんなに馬鹿にされない!私が元帥のこと、守ってあげれたらいいのに……!」
それは難しいと思うぞ、と一言いうと、もうなんだか疲れ切って、涙目のシャルルをなだめては自室へと追い返した。
「守ってくれるやつ……か」
シャワーを浴び、11時ごろになると部屋のほぼ中央に置かれている豪華なベッドへと身を投げ入れ、昼寝が済んだ後は昼食を取りつつ仕事で作成する図形でも描くか、などと思い。
頭の中のイメージをもう一度見ようと部屋にある作業椅子に座り、俺は目を瞑った